【仮想通貨もマーケティングが全て!】マーケティング視点で考える生き残る仮想通貨とは?②
皆さんこんにちわ!二子玉リーマンです。
本日は前回の好評だった【仮想通貨もマーケティングが全て!】マーケティング視点で考える生き残る仮想通貨とは?① - 戦略コンサルが読み解く仮想通貨入門の続編、第2段です!
前回のおさらいを簡単にしておくと、プロダクトが普及する過程でマーケティングはとーっても重要で、じゃあ今現在仮想通貨が大量にあってほとんどの仮想通貨は無価値になるんだけど、有名なマーケティング理論を使ってどうやって生き残る仮想通貨を選べばいいのかという内容になっています。前回のおさらいがしたい方や、初めて見る方は第一弾も読んでおくと理解が捗ると思います。すぐ下のリンクから見れますので、ぜひ復習がてらご覧ください!
ジョブ理論
さて、本題に入ります。第1段はジョブ理論のところで終わっていましたね。
簡単におさらいさせていただきますと、
ジョブ理論とは、ハーバード大学のクリステン教授が考えたユーザーのニーズを把握する理論で、日本語では"ユーザーの片付けるべき仕事"と翻訳されます。
もっとも有名な例としては、消費者がドリルを欲する時、ユーザーが本当に欲しいのはドリルではなく、穴が欲しいわけです。ドリルはただ穴を開ける手段です。ドリルよりも低コストで簡単に穴を開けるモノがあれば別にドリルじゃなくても良いのです。
この考え方は仮想通貨に置いてもちょーー重要で、消費者はその通貨が欲しいのではありません、その通貨を使って片付けるべき仕事(ジョブ)を遂行したいのです。そのために通貨を「雇う」わけです。
単純な話、ユーザーは仮想通貨で自分が遂行したいジョブができれば、どんな通貨でも良いわけなんです。逆に言うとどんなに高機能な通過であっても必要なければ使いません。この考え方はめちゃくちゃ重要です。
ここまでが前回お話したジョブ理論でした。では実際にこのジョブ理論を使って、ユーザーがどんなジョブを持っていて、それらを解決するソリューションを提供しているのはそれぞれどの通貨なのかを考えてみましょう。
Value Proposition (価値提案)
さて、サービスやUX (ユーザーエクスペリエンス )を設計する際にとても重要なのが、
このValue Proposition (価値提案)です。下の図を見てください。
これはかの有名な、ビジネスモデル・キャンバスというビジネスを考える際の鉄板とも言える図です。このビジネスモデル・キャンバスについての説明は本編とは関係ないので省きますが、簡単にいうとこれ一つでビジネスモデルが網羅できます。
この上の青い四角い部分がValue Proposition (価値提案)、丸い部分が顧客セグメント(顧客ニーズ)になります。今回は特にこの部分にフィーカスしてユーザーニーズとソリューションを分析する手法を紹介したいと思います。
スターバックスコーヒーの例
それでは説明だけではわかりにくいので、実際にスターバックスを例に表を作って見ましょう。
右側の顧客セグメントが顧客のニーズを埋める枠になっています。実はスターバックスに行く理由はみなさん同じではありませんよね。美味しいコーヒーが飲みたい人もいれば、店内で勉強している人もよく見かけますよね。他にも、あなたの職場にも毎朝スターバックスのコーヒーを持ってくる人もいるのではないのでしょうか?どうやらそれぞれニーズが違いそうですよね。
同様に、左側の価値提案はそれぞれのニーズに対するソリューションの一覧になっています。このように見ていただくとわかる通り、コーヒーだけでなく、様々なニーズに対応しています。純粋にコーヒーを楽しみたい方には美味しいコーヒーを、Wifiを利用したい方には無料のWifiを、毎朝お仕事に向かう人たちには素敵な店員さんの挨拶を提供していますね。
ここまで見てくると、スターバックスの本業は、消費者に快適な場所/空間/モチベーションを対面のコミュニケーションを通じて届けるサービスで、たまたまコーヒー屋さんの業態をしている、という風にすら捉えられます。
そういう意味でいうと競合は他の喫茶点ではなく、同じく"快適な空間"を提供しているスーパー銭湯やマンガ喫茶のような存在かもしれませんね。
金融サービスに置ける顧客ニーズ
さて、前置きはここまでにして本題に入りましょう。
現在の金融サービスに置けるニーズとソリューションなどを一度全て書いてみましょう。 これは僕が思いついレベルので、本当はもっともっとあると思いますが、キリがないので一旦ここであげたもののみにしておきます。これ大事なやつ忘れてる!みたいなのがあればぜひコメントいただけると嬉しいです。(笑)
色々なニーズがあると思いますが、主に3つに分類できそうですね。1)送金 2)契約事に関する支払い 3)投資 という形になりそうですね。
もう一度言いますが、私もまだ24歳でそこまで人生経験があるわけではないので、把握していない重要なニーズがあるよ!という場合には大変申し訳ありません。ぜひともコメントいただけると幸いです。
さて、残念ながら今回はここまでです。
次回の第3段では、それぞれのニーズに対する価値提案、ソリューションを提供する通貨はどれなのかがついにわかります!乞うご期待!!