戦略コンサルが読み解く仮想通貨入門

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【仮想通貨は今後必ず普及する!?】仮想通貨の今後を貨幣の歴史から考えてみる

皆さんこんにちわ!二子玉リーマンです。

今日は巷で話題の仮想通貨が今後、社会的に普及するのかどうかを、貨幣の歴史を参考にしながら読み解いていきます。

それでは早速参りましょう!

1. 仮想通貨 / ブロックチェーンの仕組み

それではまず、貨幣の歴史に入る前に、仮想通貨の仕組みを簡単に説明させてください。メディアなどでも有名なビットコインなどに代表されるものを、仮想通貨と言います。

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これだけじゃ全くわかりませんね。笑

仮想通貨の仕組みに関して説明しようとなると、リアルに本1冊分書かないと足りないくらいなので、ここでは難しい部分はなるべく省いてなるべくわかりやすく簡潔に説明していきます。

ビットコインとは、ものすごくシンプルに言うと、ブロックチェーン技術を用いたコンピュータネットワーク上で生成され、流通する通貨です。

いや、まあだいぶ説明を端折ったんですけど、ブロックチェーンと言う技術を用いて、銀行のように管理者がいない状態でも成り立つ電子上のお金、と言うイメージです。

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なぜ成り立つのかと言うとすごくシンプルで、ブロックチェーンと言う仕組みはハッキングされる可能性がとーーっっても低いのです。(ゼロではありません。)

現行の円やドルなどの法定通貨と大きく違う点は、円やドルなどの貨幣はそれぞれ各国の中央銀行日本銀行アメリカ銀行)が発行しているが、ビットコインを含む仮想通貨の場合は発行元が中央銀行ではなく、マイナー(採掘者)であると言う点です。

この点がビットコインなどの仮想通貨が金と非常に似ていると言われる所以です。

ここで恐らく多くの人はこう思うはずです。

国や銀行が発行してない通貨に信用なんてないでしょ。日本にいるみんな現に支払いには日本円使ってるし、政府が担保くれるから円の方が安全。」

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こう思うのは当然です。私もつい最近までこのように思っていました。

ですが、何事も好奇心旺盛な私は(笑)本当にそうなのか?とふと思い、貨幣の歴史について調べました。そうすると、このような法定通貨に対する考え方が大きく変わりました。

2. 貨幣の歴史(近代)

仮想通貨の今後を考えるにはまず、貨幣の歴史について調べる必要があります。

下の写真を見てもらえればわかるように、日本では江戸時代(1603年 - 1868年)まで当たり前のように金貨が通貨として利用されていました。これより前の時代もずーっと長い金が当たり前のように金貨が通貨として利用されていました。この時代ではまだ政府が発行する(日本円)と言うような法定通貨はまだ存在していません。

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金本位制 

日本では1897年、金本位制と言う制度が採用されました。これは貨幣の歴史においてもとても重要なターニングポイントです。

金本位制とは、

一国の貨幣価値(交換価値)をに裏付けられた形で金額を表すものであり、商品の価格も金の価値を標準として表示される制度。

簡単に言うと、金は重くて運びづらいし保管が面倒だから、もっと流通しやすいように国が発行する紙の紙幣(円やドルなどの法定通貨)に、金の交換価値を裏付けして表すようにしよう、と言う制度です。

このようにした理由はすごく簡単で、今まで人類は約2000年もの間、金を通貨として利用していました。ところが、急に明日から金ではなくこの紙っぺらを通貨として利用しなさい!と言われて誰もそんなものを通貨てして信用するはずがありません。そこで、例えば、日本円30円分 = 金2枚分と言うようなレートをつけ、必要ならいつでもそのレート通りに円と金を交換できる、と言うルールを設定し、金を担保にした紙幣に価値をもたせました。

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ここから、金貨ではなく、政府が発行する紙幣(円やドルなどの法定通貨)が利用されるようになったのです。つまり今皆さんが当たり前のように使っている政府が発行する紙幣(円やドルなどの法定通貨)は、ほんの200年前に初めて導入され始めたもので、その前の数先年もの長い間は紙幣ではなく、金がずっと貨幣として使われていたのです。そしてその紙幣も最初は金に裏付けされいた事を忘れてはいけません。

管理通貨制度

1930年代、イギリスを中心に各国が金本位性から離脱し、管理通貨制度に移行を始めました。

管理通貨制度とは、

一国の通貨量を金保有量の増減に直接的にリンクさせることなく,金融政策の目標の実現を通貨管理当局の自由な裁量によって調節する制度。

簡単に言うと、今まで金を担保にする事で価値がついていた国が発行する法定通貨から、金の担保を完全に切り離して、法定通貨そのものに価値をつけちゃおう、と言う事です。

いや、本当に、、かなり大胆な事しましたね。。。当時は相当な混乱があったのは容易に想像できます。

おそらく読者さんもそう思ったはずです。2000年もの間通貨として使われていた金を担保にしていた通貨が、いきなり金の担保を完全に切り離すとは。。

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この管理制度により、円やドルなどの法定通貨は金の担保から完全に切り離され、一人歩きするようになりました。

これが今あなたが価値を感じている日本円の正体です。しかもこの管理通貨制度からたった80年ほどしか経っていません。約2000年もの間人類の歴史で利用されていた金、そして80年前に金の価値から一人歩きし、勝手に価値をつけた法定通貨、どちらに価値があると思いますか?

答えは明白ですね。

3. 仮想通貨と今後

ビットコインは国や政府などに管理されていない点、採掘者が発掘する点から金に似ていると言われています。また、スマホで簡単に持ち運びができ、金のように重くなく、かさばらないので保存にも優れています。

日本でも大ヒットした世界的ベストセラー、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者であるロバート・キヨサキ氏も以前あるインタビューで米ドルと金、ビットコインについてこのように語っています。

jp.cointelegraph.com

「新しい私の本には、今日のマネーの3タイプについて話した。それは、ゴールドと銀を意味する神の金、法定通貨である政府の金、つまり政令によって作られるドルだ。そして、ブロックチェーン上にサイバー通貨である人々の金である。ゴールドは一つのヘッジであり、私はそのシステム上崩壊すると予測する。だから今、皆がサイバー通貨に熱狂するのだ。ビットコインイーサリアムだ」

キヨサキ氏は続けて、法定通貨預金者をルーザーと呼んだり、1971年のニクソンショックまで続いた金本位体制の再来を望んだりした。

キヨサキ氏は、既存の米ドル政府が発行する貨幣のシステムの崩壊を既に予見しています。

また、スティーブジョブスと共にAppleを創業したスティーブウォズニアックも、以前ビットコインは米ドルよりも優れていると発言しています。

金融リテラシーの高い投資家達は既に米ドルなどのような法定通貨より、ビットコインや金などのような金融商品に価値を見出し始めているのです。

このように、貨幣の歴史から考えても、国が発行する通貨の歴史はたった200年ほどしかありません。しかも、特に日本なんかは財政赤字1000兆円を抱えており、財政破綻した当時のギリシャと同じくらいの財政赤字を背負っています。こういった課題を考えると、仮想通貨の普及は必然と言えるでしょう。仮想通貨は必ず普及します。

まずは少額、あなたが価値を感じる通貨に切り替えてみませんか?

仮想通貨で唯一生き残るであろうと言われているビットコインイーサリアムの具体的な機能や仕組み、投資戦略についてはこちらをどうぞ。

bitstock.hatenablog.com

次回はインターネットの歴史から仮想通貨の普及を考えてみたいとおもいます。!

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